「地域に応援される食堂になろう!」学習会に参加しました。
子ども食堂を支援していただくには
令和6年2月16日に行われた学習会。
主催:東村山市社会福祉協議会 まちづくり支援係
共催:認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
むすびえのスタッフさんによる講演と
参加者によるワークショップが行われました。
参加者は市内で子ども食堂を運営している人や、
これから開設を考えている人です。
運営にあたって必要な支援をどのように得るか、
みんなで考えました。
講演:こども食堂とお金の話
むすびえのスタッフさんによる講演です。
前半は全国の子ども食堂の情報や、
色々な子ども食堂の特徴をお話しいただき、
子ども食堂の持つ様々な役割を考えました。
後半は運営資金に関する内容でしたが、
「最初は手弁当で」という食堂がほとんどのようです。
自分の想いを伝えることの大切さ
子ども食堂にはそれぞれ特徴があり、
運営している人によっても様々な想いがあります。
支援をお願いする時にも、
「どんな活動がしたいか」「どんな想いを持っているか」を
相手にわかりやすく伝えることで、
具体的な物の提供や、ボランティアによる支援を得やすくなります。
助成金についての話
マルエツ、ファミリーマート、カゴメなどによる助成金のお話。
金額も5万円から50万円、100万円と様々です。
こども食堂立ち上げから支援してもらえるものもあるということですが、
やはり少しでも活動実績がある方が助成金は得やすいようです。
助成金を得るためには、銀行口座が必要です。
個人の口座ではなく、子ども食堂または団体の名前の口座です。
そのためには、団体規約・団体名簿・活動紹介の書類が必要。
インターネットで探せばテンプレートがあるそうです。
ワークショップ:応援したくなる食堂のPR!
数人のグループで話し合いを行いました。
・子ども食堂運営に必要なもの
・どうやって集めるか
・どのようにアピールしていくか
・どのようにお礼を伝えるか
の4つを軸に、
実際に子ども食堂を運営している人や社協職員さんから
色々なお話を聞くことができました。
必要な物品や食材、支援者の集め方
・開催日以外にも食品を提供してもらえることがあるので保存しておく
・会う人みんなに欲しいと言って回ったら冷凍庫を安くもらえた
・チラシに「ボランティア募集」と書いたら来てくれた。
集まる場所が少ない
・公的機関は、意外と使わせてもらえない
・神社の社務所や教会などが利用できる、設備が整っている
・個人宅で小規模で開催してもいい
お礼のしかた
・お手紙などを子どもに書いてもらう
・支援してくれた方に、お食事無料券をプレゼントする
・メニューボードに提供者の名前とお礼を書く
最後に各グループが発表を行い、ワークショップは終了となりました。
講演してくださった団体の紹介
NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえ
こども食堂をやりたい人と支援したい人をむすぶ活動をしている。
こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。
こども食堂があたりまえにある街を目指している団体です。